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2005年 09月 20日
第3話 よく効く薬を飲みたい(完結編)
前置きが長くなりすぎた。ちょっと行き詰まり(^^ゞ


あれこれ考えていても仕方がない。実際にブツを手にとって確かめてみることにした。実際に手にしてみれば、「こんなものいらんわ!」ということになるかもしれないし、「やっぱり・・・」となるかもしれない。とにかく、実際に触れてみないと判断できない。

梅田のDビルにある某カメラ店で、いくつかのブツを見せてもらった。
最初に見せてもらったのは、黒のM6。
初期型でボディ前面についている赤丸マークは「Leica」ではなく「Leitz」となっており、軍艦部には、小さな刻印がある。状態もとてもよくて、カッコイイ。やっぱり黒はいい!
次に見せてもらったのは、M3
M型Leicaの象徴とまで言われているらしい。
さすがに誰もが褒めまくるだけのことはあり、そのつくりは細部まで美しい。シルバーのボディが上品で、クラシカルな雰囲気が漂っている。ファインダーもとても見やすそう。ただ、50mmONLYで発展性に欠く。
レンズもズミクロンとエルマーを見せてもらった。どれも質感が高く、古いレンズには思えない。
まあ、その時は、冷やかしだったので、何も買わなかった。

ところが、ひょんなことから買っても良いような状況になったのだ。
もちろん、贅沢なモノだし、必要不可欠なものではない。ただ、これ以上、ウイルスが体中に蔓延してしまうと取り返しの付かない事態になる恐れもある。そもそも、この種のカメラは最新デジタルカメラのように、次々と新製品が出てきて、すぐに価値が暴落するような代物ではなく、かなり高い割合のリセールバリューがある。ある程度使って、自分に合わないようだったら、売ってもそれほどリスクはない(はず!)。・・・というようなことをいろいろ言って、自分を納得させている(^^ゞ



で、何を買うのか。
僕の場合、やはり旅のカメラを想定してしまう。
となると、実用性重視で露出計の付いている方が → M5 or M6 or M7
M5は古いので露出計の信頼性が低い&デカイので → M6 or M7
M7は高い&電子シャッター、MPはもっと高い → M6
(まあ、田中長徳氏に「M6はライカじゃない」とか言われているけど・・いいさ)
実際、初めてLeicaを手にする人は安くて実用性の高いM6を買う人がほとんどらしい。

ただ、普通のM6は軍艦部分に昔のLeicaのような刻印がなくて、デザイン的にとても寂しい。いろいろ調べてみると、M6TTL版の正規輸入品には、昔のようなLeica刻印が入っているので → M6TTL
(ただ、TTLは新設CPUのために従前のM型より2.5mm高く、見た目が悪いと言われているらしいが、僕には気にならない)
色は嫁に「シルバーの方がお洒落だ」と言われたので → シルバーボディ
(本当はカメラはブラック派なんですけど・・)
レンズはボディが新しいM6TTLなので、オーソドックスに → 現行ズミクロン50mmF2
(初代ズミがかっこいいけど、昔の方が若干高いんです!)
ちなみに、ボディとレンズ共にキズ1つなく、新品に近い、良い状態です。

引っ張った割には、平凡な選択? でも、かなり気に入っている。だって、「ファーストLeica」なんだもん。
でも、こんな高そうなカメラ、海外には持っていけない。国内旅行専用だな。シルバー&赤丸は目立つし、Leicaって一発でわかってしまう。やっぱり古くて、黒い方が・・M4ブラックペイントか!(それはないです)

(完)


第3話 よく効く薬を飲みたい(完結編)_b0043304_226212.jpg
(写真)「はじめてのLeicaさん」・・・英ちゃんの生まれ年Leica(M4だった?)はいつか手に入れてあげるからね By パパ

(なんども言いますが、この話はフィクションです)

by funkymts | 2005-09-20 22:19 | └Leica物語


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